イタリアの出版社ガンベロ・ロッソによるトレビッキエーリ試飲会に行ってまいりました。この出版社が発行するワインガイド本ヴィーニ・ディタリアで最高評価の3グラスを獲得したワインが一堂に集まる試飲会です。
場所は昨年と同じくリッツカールトンの大きなボールルーム。
たくさんの造り手のブースが並びます。
当然造り手ごとのブース設置なので泡、白、赤と順番に試飲しようと思うと、会場を回遊魚のようにぐるぐると廻ることになります。
赤→泡や白になるごとにグラスを洗う、という手もありますが、
あまり頻繁に水で洗いたくはないのと、ブルネッロやらネッビオーロやら、さらにはアリアニコなど色が濃くしっかりとしたワインも多いので、赤に踏み入ったが最後どうしてもグラスに色が残りやすいのです。
まあ、そんなことを言っても始まらないので、
毎度のことながら入り口で「よしっ!」と気合を入れて、
ぐるぐると(後半ふらふらと)ワインの試飲に勤しみます。
余談が多くなりましたが、
今年印象に残ったワインは、写真のこちら。
造り手はアルト・アディジェのナルス・マルグガイド。
協同組合のひとつです。
ワインの名前はシルミアン。
品種はピノ・ビアンコ。
標高の高い山間の景色を想像させるような
透明感ある味わいと穏やかな果実味。
そして静かに続く余韻が心地よいワインです。
いつも試飲会の最後の一杯は
その日一番印象的だったワインで締めくくることにしておりますが、
この日はこのワインだったのでした。
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