今年もココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭に参加してまいりました。
最初の参加からかれこれ十年以上の皆勤賞です。
年を追うごとに来園者は増えているようで
昔はもうちょい程よくのどかだったのですが、
今では園内を埋めつくすほどの人人人。
多くの人にとっても魅力的な
特別な二日間なのでしょう。
そうそう、最近ココ・ファーム・ワイナリーから
プティ・マンサンという品種を用いたワインがリリースされ話題を呼び
あっというまに完売したのはご存知でしょうか?
今回の収穫祭の試飲コーナーには当然その生産本数の少なさから
登場していないのですが、
知り合いの醸造担当の方から面白いお話を伺いました。
プティ・マンサンの畑はどの辺りかと気になっていたのですが、
なんと収穫祭のときに参加者に開放される園内斜面の下部のところだとか。
そう、大勢の方がその畑の上で大いに呑んで食べて、
時には歌って踊って、
最後には眠りについてしまうあの畑です。
私が昔訪れた際に、といっても、
やはりかれこれ十年以上前の話なのですが、その時は
「甲州を植えている」と当時の醸造担当のブルース・ガットラブ氏から
伺ったのでした。
「やはり収穫祭の時にはぶどうの棚の下でお客様に楽しんでもらいたいから。
管理は大変だけどね」と仰っていたのが印象的でした。
ちなみにそのブルースさんが独立されて今北海道で造るワインは
最近注目されていますが、やはりまだ数が少ないレアワインのひとつです。
「あれ?昔甲州でしたよね?」というと、
「それもう10年くらい前では。。。」
ちょっと年月を感じる瞬間だったけど、まあ、気にしないでいきましょう。
現在プティ・マンサンは樹齢7年。
そろそろ良い物が出来るようになってきた、とのこと。
ちなみにプティ・マンサンというとフランスの南西地区周辺で造られるぶどうですが、このエリアにはグロ・マンサンというぶどうもあります。
ココ・ファーム・ワイナリーではグロ・マンサンの栽培も試されたそうですが、
こちらはあまり良いものが出来ないとか。
普段なんとなくひとくくりに考えてしまいがちな品種ですが
実はぶどうの特性が全然違うのでしょうね。
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