シャブリへ 3

さて、ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルを見学です。

現在シャンパーニュのアンリオ社の傘下にある大手です。

 

写真はドメーヌの受付けのところにある、各畑にある土壌のサンプルです。これまるごと欲しいなぁ。

 

さすがに敷地も大きく、タンクも大きく樽の数も多く、

現在グラン・クリュだけでも100haあるそう。

 

意外だったお話をふたつ。

 

最近、100%除梗をしないスタイルがシャブリでも増えてきたとか。

これだけ冷涼な地で、ですよ。

近年の気候の変化が伺われます。

除梗をしないほうが、良いタンニンによる渋味とフルーティーさが添えられるから、だそう。

もちろん、それだけ畑での丹念な作業が要求されることでしょう。

 

そしてもうひとつ。

ドメーヌ・ウィリアム・フェーブルでは2008年のグラン・クリュ・ブーグロで、なんと1/3がブショネに侵されてしまったそうで、2009年よりコルクをDIAMに変えたそう。ブショネの原因となるトリクロロアニソールを含む多くの物質の除去処理がされているコルクです。

シャブリ村のなかでは珍しく、早くから有機栽培やヴィオディナミに挑戦するなど、革新的なドメーヌだと思っていたので(潤沢な?資金もありますしね)意外に遅い決断のように思いますが、ともあれそれは良いことですね。

 

最後に興味深いお話(特に女性に?)をひとつ。

 

ぶどうを収穫した後に、ぶどうの粒を選り分ける選果という作業があります。こちらドメーヌ・ウィリアム・フェーブルでは女性ばかりで行っているそう。一番の理由は

「やはり女性のが細かい作業に向いているから」

ということですが(うん、うんそうですよねー)

「それに、ずっとしゃべっているから飽きないし、

つまみ食いもしないからね」(・・・なるほど)

 

万国共通でしょうか、この現象って・・・