今年最初の驚きマリアージュ

そもそも最初はジビエに合わせて注文したワインなのです。

 

今季最後のジビエ!ということで

お店から鳩、ウズラ、キジなど何種類かのお薦めがあり、その中で北海道エゾジカのもも肉を選んだのですから。

 

乾杯にはシャンパーニュをグラスで、その後はメインに合わせてこのボトルを注文。

エゾジカもも肉、さすがにしっかりめの赤ワイン、というわけでヴィンテージ2005年そしてピク・サン・ルーというのが気になりこのワインに。

 

さて、メインのエゾジカの前はお野菜を何か

というわけで選んだのは焼き野菜の三種盛り。

乾杯のシャンパーニュは既に空き、赤ワインがスタンバイするなか

正直野菜にはちょっと重いかな。。。と思いながら、

カブ、そして茄子と箸を伸ばし、そしてもう一種類は筍でした。

 

筍、ぱくっ。

筍はやはり白かな・・・と思いながら

ピク・サン・ルーを口に含むと

「美味しい〜!!」

 

筍、色からも白だと思いませんか?

しかししかし、意外と炭火焼きであれば

その芳ばしさとそして筍特有の僅かな渋味が

赤ワインのタンニンと見事にとけあって

互いの美味しさが引き立つのです。

 

「えっ!美味しい!美味しくない?」

なーんていっているうちに

筍はなくなり、

「よし!筍単品で追加!!」と相成ったのでした。

 

もし、筍掘りに出かけて

その場で蒸し焼きや炭火焼きにして頂く、

なんて機会に恵まれるなら

私は迷わずこのワインを持参します!

 

でも例えば上品に京料理か何かで

筍の炊いたん、なんて場合はちょっと違うかもしれません。

 

炭火焼き特有の香り、と

ちょっと野性味の残る筍の風味。

それが楽しめる時なら最高にぴったりです。

 

でも、なかなかそんな機会は難しい・・・ですよね。

仕方がない、ヴァンピックル銀座店で

この筍がメニューにあるうちにお試しを。

ぜひ。

 

そうそう、エゾジカとの相性は。

もちろん美味しかったですよ。

でもあまりに意外な筍との好相性がインパクト強くて、

もう一度試したいとすればこちら

筍とこのピク・サン・ルーなのです。