またもすっかりブログが停滞してしまい、もうどこから書いたらいいのやら状態なのですが、とりあえず新しい出来事から順番に遡っていこうかと思いますのでお付き合い下さい。それとどうも最近、試飲会の時の写真を忘れがちで写真がないのもすみません。
昨日行ってまいりましたニュージーランドワインの試飲会。
ニュージーランドに特化した試飲会に参加するのは久しぶりですが、
それにしても未だにニュージーランドといえばソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ピノ・ノワールなのですね。
それに比べるとオーストラリアの方が、昨今新しいスタイルのワインが続々と登場している気がします。
いや、もしかしたら、現地では様々な試みがあり、しかし日本に入ってきているのが昔から変わらず、なだけなのかもしれませんが。
グリューナー・ヴェルトリーナーなど目新しいワインもありましたが、
それは極々一部でしたし。
ピノ・ノワールはすっかりニュージーランドを代表する品種となりましたが、おっ!と思うようなワインは案外なかなか難しい。
価格と内容のバランスが良い物が少ないように見受けられます。
多くは5000円〜6000円、ないしはそれ以上の価格ですから、余計にシビアに見てしまうのかもしれませんが。
それなら、別の産地という選択肢を考えてしまうわけです。
もうひとつ、私が数年前から気になっているのはシラーです。
実はピノ・ノワールよりも面白いのではないかとも思っています。
黒胡椒のニュアンスがパッと広がり、カラッとした華やかな風味はニュージーランドらしくもありながら、シラーの個性に合っているような気がするのです。今回はシラーを色々試してみたかったのですが、会場にあったシラーのワインはほんの数本。あとは圧倒的にピノ・ノワールばかりなので。
あと最近気になっているのはゲヴェルツトラミネール。
こちらもニュージーランドのスタイルとマッチして面白いものが出来るのではないかと思うのですが、これも会場には僅かでした。
まあ、文句ばかり言っているようですが、美味しい発見もありました。
ヴィラ・マリアのプライベート・ビン・ライトスパークリング・ソーヴィニヨン・ブラン。
ヴィラ・マリアといえば、ニュージーランドでは大御所ですし、昔から日本にも入ってきてますし、今更感があってなかなか飲む機会もないのですが、今回久しぶりに試飲してみると、特に白ワインにおいて、同じ価格帯の中では頭一つでます。そして今回良かったのがそのスパークリング。
ガス充填で造られているそうですが、「あまり強くない軽めの泡でソーヴィニヨン・ブランの風味を楽しんで貰いたかったから。」という造り手の意向だそうで、確かに良い意味でのカジュアル感があります。それでいて、決して雑な味わいではなく、泡も粗さを感じません。
もう季節は過ぎてしまいましたが、夏の屋外での食事や昼間のランチのスターターにもってこいかと思います。新緑の季節にも合いそうです。あ、アスパラガスとも美味しそう。価格も二千円と少し。お薦めです。
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