フォアグラとレ・クロ2009

以前もこちらに記載したパリの老舗ビストロ、シェ・ラミ・ルイ。

まるで時間が止まっているかのような昔ながらの空気感や、堂々たるサービスと優しい心配りをされるギャルソン達の魅力、そしてボリュームたっぷりの美味しいお料理に、すっかりお気に入りのお店のひとつとなりました。

 

今回もお約束のフォアグラからスタート。合わせたワインがこちら、シャブリ・グラン・クリュ・レ・クロ2009。造り手はルイ・ラ・トゥール。

2009年の暖かさを感じるたっぷりとした果実味と甘やかさ、そしてとろりとした質感はフォアグラと好相性でした。フォアグラというと、定番としてソーテルヌとかジュランソンとか、ヴァンダンジュ・タルティヴやセレクション・グラン・ノーブルといった甘口のカテゴリー、ないしは甘みを残したスタイルのゲヴェルツやピノ・グリなどで考えがちですが、レストランだと前菜で頂くことの多いフォアグラと合わせるために冒頭からあまり甘口カテゴリーのワインを持ってくるのも、なんとなく、、、と思ったりはしませんか?そのあとのワインに繋げるのも難しそうですし。もちろんメインがフォアグラという場合はまた話は別です。今回はちょっと冒険してみて大成功でした。

こういった面白さもワインの醍醐味のひとつですね。