桜鍋とワイン

2月に入ると街中のウィンドウにも春物の服が並びだし、寒さはまだ厳しいながらも少し春の気配を感じ始めます。桜の季節も間もなく、ということで桜繋がり?今回は森下の歴史ある桜鍋屋、みの屋さんにお邪魔したお話を。実は私初めて伺いました。以前より興味はあったのですが、なかなか機会に恵まれず。由緒ある老舗のお店。いやしかし、ワインについては。実はハナからワインなんて、あることすら期待をしていなかったのですが、出かける前にホームページを拝見すると、メニューにワインの文字が。おおっ!いったい何が置かれているのか!といったんはときめくものの、うーん、やはり国産、大手の造る輸入果汁ワインあたりか・・・と、まあ、失礼ながらそれでもあまり期待はしていなかったわけです。しかし実際に訪れちょっとびっくり、スペインはトーレス社の白赤ハーフボトルでした。ちなみに写真からも判るようにグラスは日本酒に使うものと同じです。渋い・・・。そしてこれまた写真からも判るように白赤両方注文してみました。馬刺しや桜鍋と併せてみると、あ、これはいいかも、と。個人的には生姜を添えて馬刺しに白を、こっくりとした味噌味の桜鍋に赤が味わいのバランス的に良いと感じましたが、逆でも変ではありません。

トーレス社のマスコットは牛ですが、口の中で真ん中から上に位置する味わいや、キメの細かさはもしかして牛肉料理より合うのでは、なんて。(もちろん牛肉料理に合うから牛がトレードマークなわけではないでしょうが)

 

それにしてもみの屋さんの昔ながらの雰囲気残るお座敷で昼から一杯、というのもなかなか乙なものですね。(ご覧の通り一杯じゃすみませんが)よく晴れた日、お昼にさくっと桜鍋を楽しみ隅田川あたりでお花見を、なんていうのも良いコースかもしれません。